ネットワークエンジニアはITインフラの担い手
企業などでは行で使う複数のコンピューター同士をつなぎ合わせて、一つのネットワークとして機能させているのが一般的です。
そして、このコンピューターネットワークの構築から運用、保守までを行うのがネットワークエンジニアです。
現在さまざまな場所で、コンピューターをつなげて使うのが当たり前の時代となっており、これらネットワークシステムを快適に利用できる環境は、社会の重要なインフラといえます。
このような状況下でネットワークエンジニアは、お客様が希望するネットワーク環境を実現するための設計から構築、運用、監視・保守などの管理までを一貫して手がけます。
複雑なネットワークシステムを構築・運用するのが仕事
コンピューターのネットワークシステムは、インターネットのへの接続も含め、非常に複雑です。
仕事内容は主に、ネットワークシステムの設計、設計書に基づいての構築、実際に構築したネットワークシステムの運用・管理の3つのプロセスに分かれます。
ネットワークシステムの設計では各種OSやサーバー、セキュリティなどネットワーク全般に関する幅広いスキルが必要です。
お客様の依頼を受けてネットワークを設計する際は、設計・提案能力はもちろんのこと、ヒアリング力やプロジェクト推進能力なども必要です。
また、お客様の要望を聞きシステムプランを提案できるコミュニケーション能力も不可欠となります。
さらに、ネットワークに関する技術も日々進化していますから、常に最新の技術に関する知識も身に着けなければいけません。
ネットワークの構築では、設計書に基づいて実際に海鮮を配置するなどの作業を行っていきます。
回線やケーブル、ルーターの配置など、実践的な技術力が必要です。
運用・管理では、ネットワークシステムがトラブル無く使えるよう対応する必要があります。
トラブル対応のコールセンターとなって、お客様からのトラブル相談を行うこともあります。
ネットワークでのトラブルが起きた場合は、どこで不具合が生じているのかをすばやく察知、いち早く対応しなければいけませんから、このプロセスでも幅広い知識が求められます。
規模の大きなネットワークシステムの場合は、複数のシステムエンジニアがチームとなってこれらのプロセスを分担して担当することもあります。
また、小規模の案件では1人のシステムエンジニアが、4つのプロセスのすべてを担当することもあります。
案件の規模によっては高額のプロジェクトになりますし、ネットワークシステムにトラブルがあると業務が停止するなどさまざまな不具合が発生しますから、迅速に対応しなければいけません。
幅広い知識やスキルが求められる、やりがいのある仕事です。
特に近年はネットワーク技術の進歩によって、新たにシステムネットワークの需要が高まっており、今後も需要が衰える可能性は少ないと予想されます。
エンジニア職の中でも将来性のある仕事の一つといえるでしょう。
