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IT業界は変化の多い業界

日進月歩は当たり前に変化の速度


IT業界では、日進月歩は当たり前です。数年前の技術は、明日役に立たなくなる可能性があります。これは、どんなIT技術に対しても言えることで、驚くべき速度で知識や技術は陳腐化していくのです。

安定した知識や能力という言葉が使いにくいのも、こうした進化の速度にあります。本来であれば、長年経験してきた技術者は、マイスターと呼ばれるほど卓越した能力を獲得していくことができるでしょう。しかし、ことIT業界に至っては、あまりの速度になってしまうため、経験が役に立たなくなる瞬間が来るのです。

すべての経験を捨て、新たな技術習得にチャレンジしたりする必要も出てきます。そのため、繰り返し学習して理解を深めていくよりも、技術進歩を理解し、常に新しいことを採り入れる力がなければいけない業界でもあるのです。これは、ほかの既存の業界と大きく違う部分であるといえるでしょう。

女性が転職ということを考えた場合、以前はできましたということは、何ら力になりません。今現在、その技術を使うことができるのかということが必要で、過去にできた栄光は役立たずになってしまいます。

IT業界で生きていきたいと思うのであれば、常に学び続けることが重要で、その姿勢を貫くことができないのであれば、取り残されていくことでしょう。それだけ厳しい世界でもあるのです。

ITといっても業界によって違いがある

変化の激しい業界であるということは、新しい人材も必要になることを示唆しています。たとえば、インターネットやウェブの業界では、常に変革が求められ、革新的な能力が必要です。

新しい技術が投入されると、それまでの技術が一気に陳腐化する恐れがあり、また新しい技術者を育成していく必要が出てきます。転職ということを考えれば、こういった部分にチャンスがあると考えるべきでしょう。

さらに激しいのは、コンサルティングを生業としている業界です。ほとんどがブラックボックス化された中からデータを抽出し、分析していかなければいけません。

専用のツールがあったとしても、ブラックボックスがすり替えられれば、そんなものは役に立たなくなってしまいます。そのいい例がSEOであり、Googleが一つ変更するだけで、すべてが変わってしまうことも起きているのです。IT業界以外の知識も重要で、多くの業界に対する理解度があるかどうかで転職も違いが出てきます。

ソフトウエアやハードウエアの業界は、ほかのIT業界よりも変化が緩やかです。といっても、ほかのIT業界と比べてということですから、他業種と比較すれば恐ろしく早い変化と対応が求められるのです。

IT業界への転職は、変化への追従ができるかどうかが重要でしょう。基礎的な能力があることはもちろんですが、女性でも新たな知識をどん欲に吸収するぐらいの気概がなければ、通用する業界ではなくなっているのです。