1. >
  2. >
  3. 未経験でも大丈夫?

未経験でも大丈夫?

慢性的な人材不足の背景


介護や福祉の現場は、慢性的な人材不足に陥っています。やりがいという面があることは理解できても、なかなか仕事としてとらえる人が少ないのが現状です。

その背景として、以前までの低水準な給与体系の問題もあります。今改善されているものも当時の漠然としたイメージが介護の仕事に参加しにくくさせているのかもしれません。しかし、現在では介護の仕事にはさまざまなものがありその給与も満足のいくものとなりました。

高齢化社会が進み、介護対象者は年々増加しています。それに対して、少子高齢化の影響で、介護をする側の人口はどんどんと減少しているのです。こうした背景もあり、人手不足は慢性化しており、引く手あまたの状態となっています。

資格も経験もなくても

介護も福祉も、基本として資格は必要ありません。求人の数は、人手不足の影響もあり、多数存在しています。ちょっと調べるだけでも、本当に多くの案件を目にすることになるでしょう。

未経験となると初めての経験に戸惑う方もいるかと思います。しかし未経験でも安心できる介護の仕事は調べてみるとたくさんあり、未経験者へのフォローもしっかりとしています。

未経験でもチャレンジできる環境の変化

介護や福祉の現場で、未経験では通用しないのかといえば、実際にはそんなことはありません。専門的な知識や対応といった場面では、確かに経験がないということはマイナスになります。

ですが、介護も福祉も人間同士のつながりが重要です。話しを聞き、対応して行くことに関して言えば、経験がなくても始めることができるでしょう。それよりも、本当に社会のために働きたいのか、その気持ちの面のほうが重要になってくるのです。

未経験であっても、さまざまな研修を通して知識を得ることはできます。
今後、介護福祉士の資格を受験するためには、実務経験だけではなく研修も設けなければいけなくなりました。

それだけ、知識のカバーということが重要になってきており、政策として行われるようになってきてもいるのです。こういった制度改革を考えれば、未経験であっても、どんどんチャレンジしていくことができるようになってきたといえるでしょう。

社会整備という面でも、こうした制度改革は有効で、多くの人が介護という仕事を理解することができるようになるのです。通信講座を活用すれば、働きながらでも知識を身につけ、ステップアップすることもできます。

人生においても大きな意味を持つ仕事

ただし、職務としての問題が解消されたわけではなく、待遇の問題は依然として大きな障壁となっていることも間違いありません。それでも、介護も福祉も、人と触れ合い感謝される仕事です。

いろいろな問題も抱えていますが、ほかには感じることのできない魅力があることも確かでしょう。人間関係が希薄になる一方の現代社会において、こうした関係を持つことができることは、人生においても大きな意味を持つはずです。