介護の仕事に魅力はあるか
介護の仕事は、人と人とのつながりが重要視されます。仕事的に非常にきつく、ネガティブな印象を持つ人も少なくありません。内容に比べ、給料水準は低く、なかなか改善されないという現状も問題視されることがあるほどです。
しかし、介護にはほかの仕事には感じることができないやりがいがあるのです。人によっても違いがありますし、どの場面で感じることができるか差がありますが、大きな魅力になることは間違いありません。
誰でも始められステップアップもできる
介護の仕事は、誰かのために何かできないのかという奉仕の精神が重要なポイントとなるでしょう。日常生活を送ることが困難となり、誰かが手を差し伸べなければいけない状態の中、専門の職種として遂行していくことになります。
現在のところ、決められた資格を有していなければなることができないわけではなく、誰でもなることができるのです。思い立った時に、プロとして活動を始めることができます。
国家資格である介護福祉士に関しても、経験を積み講習を受けることで資格受験要件をそろえることができる点も重要でしょう。学歴などが重視される資格とは違い、本当に必要な能力を磨き、必要な知識を身につけられるように、社会が整備され始めてきているのです。
こうした活動の中で、感謝されることが出てくるでしょう。辛い場面もいろいろとありますが、ありがとうという言葉を掛けられるだけで、解消してしまうことがあるのです。
ありがとうという言葉とその過程
現在の日本の職種を見てみると、デジタル化が進み、人と人との接触が少なくなっているでしょう。感謝をすることがあっても、目の前でありがとうという言葉を伝えることは、かなり希薄になってきてしまっているのです。それも、心から感謝を伝えるということ自体も、少なくなっていることは間違いありません。
そんな社会の中で、介護の仕事は本心からありがとうという言葉を聞くことができる、数少ない仕事の一つです。そして、その言葉を聞くための過程は、職務に対する満足度を高めてくれます。
介護は、体力的にも厳しく、待遇的にもいいわけではありません。ストレスがたまることもあるでしょう。それでも、魅力的な生きがいを見つけることができる仕事であることは間違いないでしょう。
