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福祉の仕事って、どんな業種があるの?

勘違いしやすい福祉と介護


日本人が勘違いしやすい言葉の中に、福祉と介護があります。どちらも似たものと認識している人もありますが、介護は日常の生活活動ができなくなってしまった時にサポートすることを指しているのです。

介護に比べて、初期の福祉の対象となったのは貧困に苦しむ人でした。日常生活の活動ができなくなってしまっているのではなく、活動することができないほど困窮している状態を指しています。

こうした人たちも憲法で幸福になることが認められているのです。ですが、現実的に厳しい部分があるため、個人や家族で解決することができなかったときに相互扶助や援助活動をしていくことが福祉といえるでしょう。

さらに、生存権ということもあります。健康で、文化的にも最低限になってはしまうかもしれませんが、生活できる権利は誰でも持っているのです。こういったことが侵害されるようになると、社会としては健全な状態ではなくなっていくといえるでしょう。

福祉ということを考えた場合、本当に多くの仕事があります。介護にもラップする部分がありますが、どちらにしても幸福になってもらうために活動するという理念は同じです。

社会を支えている福祉の仕事

福祉の仕事を考えた場合、公共的なサービスとそうではないものに分けることができるでしょう。公共的なサービスは、税金と保険料に支えられており、法律でも定められています。

介護系だけではなく、保育士も福祉の仕事の一つです。相談や援助、調整役に関しても福祉の仕事であり、ソーシャルワーカーや生活相談員がこれに当てはまります。医療関係としては、看護師や保健師も福祉ですし、栄養士や調理師も利用者を支えるという点では福祉に属するのです。

こうして考えていくと、介護とは違った分野であることがわかるでしょう。その範囲は社会貢献という形で考えても広く、社会を支えている仕事にもつながるのです。

社会貢献として奉仕の精神が重要であるといわれることがありますが、収入を得ていくことは、やがて社会を支えていくことにもつながるのですから、職業的意味合いも強いといえるでしょう。