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人事事務の仕事内容って?

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企業の人事業務を取り扱う責任の大きな仕事

企業の先行きを左右するのに重要な部門の一つに、人事部が挙げられます。
いかに良い商品を販売しているとしても、その商品を売り込む人材がいなければ意味がないように、適材適所をすることが良い企業となるためには欠かせません。
そのため、人事部では、しっかりと人物を評価して配置できる優秀なスタッフが求められています。

人事事務は、直接人事に関する仕事をするわけではありませんが、人事に関する書類を作成したり、社員に関する情報を集めて管理するなどして、人事スタッフが効率よく働けるようにサポートするという仕事をします。
人事事務が集めた情報によって人事が左右されることも多いので、人事事務の仕事はとても責任のあるものだと言えるでしょう。
また、会社役員など企業の上層部と接する機会も多くなりますので、他の部署とは違う雰囲気で働けるというのも、この部署ならではの特徴です。

堅実な人柄の持ち主が重視される部署

人事事務は、毎日会社内のたくさんの人の個人情報を扱うことになります。
また、社員にとって人事というのはとても重要なことですので、その情報が漏れてしまったり、不正に使用されてしまったりすると大きな問題となります。
そのため、人事部で働く事務スタッフには、堅実な人柄の持ち主が集められることになります。

しっかりと保護すべき情報を守り、他の人に軽々しく自分の業務について話したりしないということが、人事事務として働くための条件となります。
この部署で働くに当たっては、仕事ができるという事務的なスキルも重要ですが、それ以上に個々の人柄や信頼性というのも重視されるのです。
そのため、転職活動をするに当たっては、面接の際に自分の堅実な人柄を理解してもらえるように、ビジネスマナーをしっかりと守ることや、受け答えをまじめにしっかりと行うことなどがポイントとなります。

他の会社に転職する際の注意点

人事事務の仕事は他の部署とは若干異なる性質を持っているため、その特殊なスキルや信頼性が買われて、より良い条件で転職することが可能です。
一つの企業で人事部での所属が長いという職歴があると、それだけ信頼性のある社員であるという評価が下されることが多く、転職にも有利となります。
逆にころころと会社を変えて転職を繰り返している人だと、堅実さという面で不安を持たれてしまうことになりますので注意が必要です。

また、人事部で働いていた人が転職する際には、今まで働いていた会社で見たことや聞いたことに関する守秘義務が発生します。
会社の中枢部に関する情報や、社員の個人情報を知ることになりますので、企業によっては守秘義務契約を結ぶこともあるでしょう。
その場合、他社に転職してから前の会社の情報を漏らすことは、契約違反でもあり人柄も疑われるので、してはいけません。