最も広い道がある事務系
転職ということを考えた場合、最も現実的に道が広がっているのが事務系でしょう。事務系とひとくくりにすることは簡単ですが、実際にはかなり幅広い知識が必要で、業務の範囲も大きなものとなります。
電話対応から始まり、来客の対応といった接客も重要ですし、書類作成もしなければいけません。中には、秘書的な役割で、スケジュール管理を任されることもあるでしょう。華やかなポジションではありませんが、やりがいという面では、外部から見る以上に多い仕事だといえるのです。
サポート役に留まらない事務の仕事
事務といった場合、どうしてもサポート役ではないかと考えてしまいます。営業や経営のサポートと考えるわけですが、これは大きな企業で分業が進んでいる場合です。
規模が小さい会社の場合、こうした分業を進めるよりも、なんでもこなすのが事務になったりもします。時には営業的なことも行いますし、経理を兼務することもあるでしょう。それだけ多岐にわたる能力も求められることになるのです。
そのためには、会社の仕組みを学ばなければいけません。誰がどんな仕事をしているのか、その実態はどんな形なのかを知らなければ、サポートもできないでしょう。多岐にわたる業務をこなしていくうえでも、視野の広さを求められることになるのです。
時には会社の看板に
事務職は、会社の看板になることもあります。来訪者に対して、最初に接することになるのは、やはり会社の事務職でしょう。その会社の印象を決めてしまうことにもつながるため、コミュニケーションスキルが求められる瞬間です。事務の対応次第では、これから先の展望が変わってしまうこともあります。
関係者同士を事務所でつなぐ役割を担うこともあり、社内でのコミュニケーションも取っていかなければいけません。さまざまな面で行動しなければいけない事務職ですが、特別な資格も必要ありません。
ですが、コミュニケーションという点では秘書検定があったりすると有効ですし、事務処理という面ではPCスキルがあったほうがいいでしょう。どういった仕事を中心にしていくのかで変わりますので、臨機応変に対応して考えていくことも必要となるのです。
