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貿易事務の仕事内容

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空港や港で需要の大きい仕事

貿易事務は、その名の通り貿易関連の業務を行っている企業で事務作業をするというのがメインの仕事内容です。
貿易に当たっては、たくさんの書類が必要となり、一つの商品を通関させるにも複数の書類と準備期間が求められます。
そのため、他の一般的な事務とは異なるタイプの書類を作成することが多いです。

通関書類などは、通常のビジネスで使用する文書とは異なる形式ですし、書類作成のプロセスをしっかりと把握していないと、通関手続きにトラブルが生じることもあります。
さらに、貿易業務を行っている会社は、毎日たくさんの通関手続きを行っていますので、スピーディーに書類を作っていけないと、業務にも支障ができます。
そのため、貿易事務のスキルを持っている人は優遇され、転職などでもより高い確率で採用されることになります。

パソコンを使って決まった書式の書類を作ることがメイン

貿易事務の仕事で扱う書類の種類は多いので、初めて業務に携わった場合、慣れるまでに苦労することもあります。
しかし、一度慣れてしまえば同じような作業を行っていくだけですので、効率よく進めることができるようになるでしょう。
パソコンを使って書類を作成するという作業を毎日繰り返して行くことになりますので、根気よく作業を続けていける人である必要があります。

特に決まった資格が必要な仕事ではありませんが、貿易業務に関する知識や実務経験があると、転職にもかなり有利になります。
貿易業務を行っている会社の多くは空港か港の近くに集中していますので、その周辺に住んでいて一度経験を積むことができれば、同じエリアの他の会社に転職するのも難しくありません。
スキルを身に着けるに従ってより良い条件で転職できる可能性もありますので、地道に自分磨きをするように心がけることが大事です。

外部との連絡をすることが多い会社もある

貿易事務は基本的に、通関に関係する書類を作成することがメインの仕事となりますが、会社によっては外部との連絡を事務方に任せるところもあります。
貿易会社は通関業務の代行をするというのがメインの業務ですので、顧客である輸出入を行う企業との連絡を常に取って、スムーズに商品などを通関させる必要があります。

貿易事務が顧客への連絡を行うことも多くなりますので、コミュニケーション能力が求められる事もあります。
ちょっとした行き違いで通関手続きにトラブルが出ることもありますので、上手に顧客との連絡と調整を行うことが重要です。
このように、貿易事務の仕事は他の事務作業とは異なる特殊性のある仕事ですので、スキルを身に着けるとこの業界でずっと働きやすくなります。