1. >
  2. >
  3. IT系の資格
IT

IT系の資格

実務能力が重視されるIT系にあっていかせる資格


IT系に転職を考えている場合、資格があるかどうかは給料にも影響してくる要因です。
高い技術があれば、資格はいらないといった企業もありますが、規模が大きくなったり、新たに進出してきたりした企業にとっては、資格は大事な要件となってきています。

この背景には、さまざまな資格が乱立しているということもあるでしょう。IT系といっても幅が広く、必要な資格になるかどうかも重要ですが、実務能力に直結しないような資格が多いというところも問題なのです。

国家資格としては、キャリアパスも考えられるようになっては来ていますが、それでも実務とは離れた部分にあったりする問題は、完全に解決したわけではありません。

入門にはぴったりのITパスポートとMOS

女性の場合には、資格をアピールすることは大変有効になります。たとえば、事務職から転職を考える場合、基礎的な力を表すことができるようになるでしょう。そのために有効なのは、ITパスポートやMOSがあります。

ITパスポートは、国家資格としてIT系の一番下に属している資格です。入門としても意味が大きく、ITだけではなく経営管理や会計的な部分まで出題されます。元々は、初級シスアドと呼ばれていた資格でしたが、内容を変えてリニューアルしました。

ITパスポートに比べ、操作ができるということが証明できる資格がMOSになります。マイクロソフトのオフィススィートに特化している資格で、正確な操作ができなければ点数に反映しないというシビアな一面を持っているのです。IT系といっても、ワードやエクセルを多用する場合には、このMOSが生かされることになるでしょう。

MOSの場合、ワードやエクセルといったソフトごとに資格が発行されます。規定の数の資格を取得することで、Masterとして認定されることにつながりますので、総合的な操作能力を証明することにもつながるのです。

成果物が作れなければ意味のないパソコン検定

IT系の資格の中でも、学校等で取得することができるのが、パソコン検定です。P検と呼ばれており、各級に分かれていますので、自分の能力に合ったものを受験することができます。

しかし、実際に職務として役立つレベルは、2級からです。それまでは、基礎知識のレベルであり、2級以上に求められる成果物の提出ができなければ、仕事として資格を生かすことができないでしょう。

この成果物は、マイクロソフトのオフィススィートで作成するため、内容的にはMOSとかぶる部分が多数存在します。1級となると、かなりの難易度で、広い知識がなければ合格はできません。

クリエイター系であれば

IT系の中でもWebクリエイターなどの転職を考えるのであれば、ウェブデザイン技能検定やWeb検定が良いでしょう。実務に重きを置かれた設計になっており、基礎的な能力がなければ合格はできません。それでも、実務経験として考えると貧弱で、本当に基礎能力としての資格でしかないのです。

ちょっと変わったところでは、Adobe認定エキスパート試験というものもあります。Adobe社の製品の試験であり、その知識を問う問題が出題されるのです。

こうした資格は、民間ではありますが、特定のソフトに特化することになるでしょう。実務能力に対して評価の重きが置かれることは間違いありませんが、第一歩を踏み出すのであれば、大きな力になってくれるのです。